高崎駅を県マスコットがジャック ぐんまちゃん駅、来月に出現へ
ぐんまちゃんがJR高崎駅をジャックする――。JR東日本高崎支社と群馬県が23日に共同会見し、高崎駅開業140周年と、県のマスコットキャラクターぐんまちゃんの活動30周年を記念して、7月の1カ月、高崎駅の駅舎全体をぐんまちゃん一色にするイベントを発表した。県内への観光誘客をはかるという。
この日、JR東高崎支社の樋口達夫支社長と山本一太知事が発表した。高崎駅開業140周年を迎えたJR側が、県の宣伝部長ぐんまちゃんの登場を願い、コラボを提案したという。
計画では、県の玄関口である高崎駅を「ぐんまちゃん駅」とし、駅のコンコースや西口、東口のエントランスなどを大胆に装飾する。7月の土日、祝日はぐんまちゃんが登場して、客とふれあう場をつくるほか、ダンスなど特別企画を計画している。7月中下旬、オリジナルヘッドマークをつけた蒸気機関車(SL)と電気機関車(EL)の「ぐんまちゃん号」を高崎―水上間、高崎―横川間で計14本運行する。
一方、県外では、ぐんまちゃん駅をPRするデジタルサイネージ(電子看板)やポスターを首都圏の約450駅で展開。品川駅など5駅程度に、キャラバン隊がくりだすという。
樋口支社長は「せっかくだからジャックされて(駅が)ぎりぎりまでぐんまちゃんに染まるようにしたい。お楽しみに」と語った。山本知事は「家族連れなど多くの方に群馬を訪れてもらいたい」と話した。