山陰線、6月22日に一部運転再開 山口の長門市―人丸と滝部―小串
昨夏の大雨で被災し、一部区間で運休が続くJR山陰線について、JR西日本は23日、長門市―人丸間と滝部―小串間で6月22日に運転を再開させる予定だと発表した。線路内に流入した土砂の撤去など復旧工事が進んだためという。長門市―小串間で運行中の代行バスは、乗り換えなどの不便を少なくするため引き続き運行する。
JR西日本中国統括本部によると、運転再開後の列車の本数は長門市―人丸間(上下線、平日)で12本(バスは18本)、滝部―小串間で16本(バスは15本)。列車は通学時間帯を中心に運行し、日中や深夜は復旧工事を進めるためバスの本数が多くなっているという。JRは設備の機能を確認するため6月7日から列車の試運転を実施する。遮断機や警報機のない踏切を通行する際などは、列車に注意して欲しいと呼びかけている。
一方、被災の程度が最も大きかった粟野川橋梁(きょうりょう)を含む人丸―滝部間の復旧については、「遠くないうちに着工できるのではないか」との見通しを示し、2025年度中に工事を完了させ、運転を再開させたいとした。
広岡研二・中国統括本部副本部長は記者会見で「1年近く代行バスでの運行となり、通学される方々にご不便をおかけした。利用が多い区間を中心に復旧させて頂いた。ぜひ鉄道をご利用頂ければ」と述べる一方、「被災前から利用の少ない線区であり、山陰線を持続可能な形で運用していけるのか、引き続き、地域の方と相談させて頂きたい」と従来の立場を強調した。
JR西によると、山陰線は長門市―小串間の約50キロで、線路に土砂が流入するなど計69カ所で被災。粟野川橋梁は、橋脚5基のうち1基が下流側に1.4メートル傾いた。
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