JR札幌駅36年ぶり大改修 商業施設面積2倍に 新幹線延伸見据え

新田哲史
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 JR北海道は15日、札幌駅を2028年度末までに大規模改修(リニューアル)すると発表した。北海道新幹線の札幌延伸に合わせて、使いやすさや快適性を向上させる。大規模な改修は、駅を高架化した1988年以来36年ぶりとなる。

 現在仮設となっている駅北側の外壁をガラス張りで新設し、ホームから駅北側の広場を眺められるようにする。駅構内に点在する商業施設は南側に集約し、面積を約2倍に拡大する。北海道の魅力を発信する飲食店や土産物店などを想定している。

 改札内のトイレは24年度中に2カ所から1カ所に集約する。子供用トイレを男女両方に新設し、パウダーコーナーを男性トイレにも設置する。

 一連の工事は今年度から着手する。JR北は札幌駅東側に新幹線駅も30年度末までに新設し、直結させる計画だ。綿貫泰之社長は「現在の駅舎ができてから35年以上たって、『何となく暗い』という声をいただいているのも事実なので、明るく利用しやすい札幌駅にしていきたい」と語った。

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