JR九州が、鉄道運賃の値上げを検討していることが分かりました。
時期は「すみやかに」として、国への申請を進めるということです。
JR九州は、KBCの取材に対して値上げ率などは検討を進めている段階で、値上げの時期については「すみやかに」として「年内や年度内」といった明言は避けました。
JR九州の古宮洋二社長は、昨年度の決算発表会見で
「乗客数はコロナ禍前の2019年3月期の94%程度にしか戻っていない。この人数でいかに鉄道を運営していくか、中長期的に考えないといけない」と、述べていました。
運賃値上げは、鉄道の維持に向けた人件費や設備投資、災害復旧への原資を確保するのが狙いとみられます。
国土交通省に認められれば、JR九州の運賃値上げは消費税増税に伴うものを除くと、1996年1月以来になります。