山陽電鉄、デブ猫マルのヘッドマーク一新 第2弾は「ろっくん」とコラボ 選んだ車両に「こだわり」も

「かなしきデブ猫ちゃん」の新たなヘッドマークを付けた電車=姫路市南町、山陽姫路駅

 山陽電気鉄道(神戸市長田区)は、電車に付けていた神戸新聞連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公・マルのヘッドマークを一新した。イラストを担当する絵本作家かのうかりんさんの描き下ろしで、同社の電車や公式キャラクター「ろっくん」とコラボした2種類の図柄。直通特急と普通電車に掲げ、9月末まで運行する。

 3~4月に付けたヘッドマークに続く第2弾。マルが同社の制服を着用し、直通特急(阪神大阪梅田-山陽姫路間)では電車を背に立ち、普通(阪急・阪神神戸三宮-山陽姫路、飾磨-山陽網干間)ではろっくんと並んで手を挙げる姿が描かれている。

 それぞれ1日5往復程度運行。大阪側の先頭の車両番号は「5022」と「6002」で、猫だけに「2(ニャン)」の車両を選んだという。担当者は「こだわりに気づいてもらえたら」と笑う。 (大島光貴)

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