線路のケーブル切断、被害200カ所以上に 運行に支障、金属盗か
向井光真 青瀬健
山口県西部のJR宇部線と山陽線で、レールをつないで電流を流すケーブル(レールボンド)が切断される被害が相次ぎ、16日までに200カ所以上で確認された。今のところ事故は起きていないが、運休や遅れなど列車の運行にたびたび支障が出ており、JR西日本は巡回の態勢を強化して警戒にあたっている。県警は窃盗などの疑いを視野に捜査を進めている。
16日未明に新たに被害が見つかった。午前2時40分ごろ、宇部線の居能駅(宇部市藤曲)の構内で、レールボンドが切断され、なくなっているのを点検にあたっていた係員が見つけた。
切断は約60カ所(約130本)に上り、付け直す復旧作業のため、始発から午前9時半までに宇部線と小野田線の上下31本が運休するなど、3500人の足に影響が出た。
切断被害は2路線で相次いで…
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