2度、「サンド」乗車して 鳥取で砂地好むポケモンのラッピング列車

大久保直樹
[PR]

 鳥取県JR西日本は3月10日から、アニメやゲームで人気のポケットモンスターのキャラクター「サンド」と「アローラサンド」のラッピングを施した「とっとりサンド列車」の運行を、山陰線と因美線の一部区間で始める。2度も3度(サンド)も乗車してもらおうと、2種類のデザインが施されている。

 鳥取県とポケモン社が協力し、地域の魅力を発信する取り組みの一環。砂地を好む両キャラクターは鳥取砂丘がある鳥取県のイメージにぴったり合うとして、2018年12月から「とっとりふるさと大使」を務めている。3月10日は鳥取県が関連イベントを催してきた「サンドの日」で、鳥取駅(鳥取市)で列車の出発セレモニーを開催する。

 運行するのは山陰線の豊岡(兵庫県豊岡市)―米子(鳥取県米子市)間と、因美線の鳥取―那岐(同県智頭町)間。ラッピングデザインは、鳥取砂丘と国立公園大山のそれぞれのイメージを背景にした2種類で、いずれも「サンド」と「アローラサンド」が描かれている。内装にも壁面の一部や床面にキャラクターや足跡をデザインするなど遊び心に富んだ工夫が凝らされている。

 鳥取県は運行情報を県ホームページで案内する予定で、交通政策課の担当者は「ポケモンファンも含めて県内外の方に楽しんでもらい、地域を盛り上げるきっかけにしたい」と話している。運行は28年3月末まで。(大久保直樹)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら