第13回根室線富良野-新得間、最後の運行終了 ドラマの舞台
新田哲史 奈良山雅俊 中沢滋人
【動画】布部駅のお別れセレモニーにサプライズで登場した倉本聰さん=嶋田達也撮影
JR北海道の根室線富良野―新得間(81・7キロ)が31日、最後の運行を終えた。1907(明治40)年に開通してから道央と道東をつなぐ大切な役割を担い、映画やドラマの舞台としても親しまれた。沿線では住民や鉄道ファン、関係者がかつてを懐かしみながら別れを惜しんだ。
■富良野駅
午後9時20分ごろ、最終列車が富良野駅(富良野市)に到着。次の野花南駅に向けて出発すると、鉄道ファンらが「ありがとー!」と声をかけながら、手を振った。
■布部駅
ドラマ「北の国から」のロケ地となった布部駅(同市)では、午前11時前から、鉄道やドラマへ思いをはせるファンらが集まり、お別れセレモニーが開かれた。ドラマのテーマ曲が流れる中、サプライズで脚本家の倉本聰さん(89)が登場し、大きな拍手に包まれた。
駅舎はドラマ放送前年の80年10月、郷里の麓郷(同市)へ移住を決めた黒板五郎と純、蛍の3人が降り立つ初回のシーンに使われ、ファンの間では「聖地」となった。その思いが駅ノートにびっしり刻まれている。
倉本聰さん、サプライズで登場
倉本さんは、無人駅のため仮…
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