3月から自動運転のJR香椎線、乗務員の訓練公開 踏切区間で国内初

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江口悟
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 JR九州が3月から始める香椎線(西戸崎―宇美、25・4キロ)の自動運転に向けて、運転士の国家資格を持たない乗務員の養成を進めている。踏切のある区間での鉄道の自動運転は国内初。実際の車両を使った乗務訓練の様子を24日、報道機関に公開した。

 乗務員候補の1期生は約10人。運転士の資格取得には約9カ月の訓練が必要なのに対し、自動運転の乗務員は約2カ月の訓練を経て社内で認定する。認定後は車掌でありながら香椎線の自動運転乗務員として乗務することが可能となる。

 この日は有資格者が見守る中、本番同様に車両を動かした。走行中の加減速や駅での停車は自動化されており、出発時の動作や、異常に気づいたときに非常ボタンを押す緊急停止などの訓練に取り組んだ。15分間で318項目を確認する運行前の点検や、ブレーキなどに不具合があった場合の応急対応も訓練した。

 訓練中の車掌の一人、石橋拓…

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