リニア大深度地下トンネル初公開 地下約90メートル 川崎市の現場
細沢礼輝
リニア中央新幹線の建設工事で、JR東海は15日、始発駅の東京・品川駅と神奈川県駅を結ぶ「第一首都圏トンネル」(全長約37キロ)のうち、開業後にリニア車両が走る本線トンネルを川崎市麻生区内で公開した。リニアは都市部で地下40メートルを超える「大深度地下」を走る計画で、この部分のトンネルが公開されたのは初めて。
写真を多数ご覧になれます
記事後半で、朝日新聞のフォトグラファーが撮影した大深度地下トンネルやトンネルに続く立て杭、地上の操縦室など、写真を多数ご覧になれます
「東百合丘非常口」の地下約90メートルから名古屋方面に向かう約133メートルの区間が公開された。シールドマシンで掘られたトンネルの直径は約14メートル。約1・6メートル掘り進めるごとに厚さ50センチ以上のコンクリート製の壁をリング状に組み立てて、つなげていく工法が採用されている。
大深度地下の工事は地上に影…