能登半島地震「被災線区の早期復旧に全力を」 JR西日本社長が訓示
瀬戸口和秀
JR西日本の長谷川一明社長ら幹部社員約80人は4日、大阪市北区の本社で能登半島地震の犠牲者らに黙禱(もくとう)をささげた。
長谷川社長は年頭の訓示の中で「依然として余震も続く中、七尾線を始めとした被災線区の早期復旧に全力を尽くし、地域の復旧、復興の動きを加速できるように努めていきたい」と述べた。また、特に被害の大きい石川、富山両県に対して、地域の復興などへの協力を申し出ているとした。
一方、2024年について「北陸新幹線金沢―敦賀間や大阪駅西地区の開業、25年の大阪・関西万博に向けた準備など、私たちの志に掲げる『人、まち、社会のつながりを進化』させるチャンスは無限に広がっている。竜のように力強く飛躍していく一年にしていこう」と呼びかけた。