佐賀空港北側ルート「可能性を議論しても」、県が言及 西九州新幹線

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岡田将平 江口悟
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 西九州新幹線の新鳥栖(佐賀県鳥栖市)―武雄温泉(同県武雄市)間のルートや整備手法が決まっていない問題で、国土交通省鉄道局と佐賀県の幹部が28日、佐賀県庁で協議した。県側は国が求める佐賀駅を通るルートを明確に否定した一方、新たに佐賀空港の北側を通るルートに言及、「可能性を議論してもよい」という姿勢を示した。

 県側が言及したのは佐賀空港や有明海沿岸道路との連携を重視したルートで、地元経済界などから提案が出ている。これに対し、国交省側はフル規格で佐賀駅を通る利点を強調し、議論に進展はなかった。

 協議は国交省が申し入れ、平嶋隆司鉄道局次長と南里隆副知事らが1時間15分ほど議論した。県側は協議を重ねても進展がない状況を踏まえ、まず佐賀県と長崎県が協議し、JR九州も加わって地元合意を築いてから、国交省と議論する形も提案したが、国交省側は持ち帰って検討する姿勢を示すにとどまった。

 今回の協議はそもそも、国交…

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