「地元の応援伝わってきた」阪神・近本選手と村上選手が淡路島に帰郷

前林以恵 天野剛志
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 38年ぶりの日本一に輝いたプロ野球・阪神タイガース近本光司(こうじ)外野手と村上頌樹(しょうき)投手が26日、出身地の兵庫県淡路市南あわじ市をそれぞれ訪れた。いずれも地元のPR役を担う「大使」の就任式に出席するためで、来年に向けて連覇を誓った。

 淡路市によると、近本選手は子ども時代、地元の少年野球クラブや中学校の野球部に所属。社高、関西学院大、大阪ガスを経て2018年のドラフトで1位指名を受けた。盗塁王を4回獲得し、3年連続でベストナイン賞にも。今年の日本シリーズではMVPに選ばれている。

 19年から市のスポーツ親善大使を務め、この日は3期目の就任式となる。終了後の取材に、「チームが活躍するととても盛り上がり、もっとチームのために頑張りたいと再認識した。淡路島では何か子どもたちをサポートできる架け橋になりたい」と話した。

 一方、南あわじ市などによると、村上選手は市内の少年野球クラブから智弁学園高(奈良)、東洋大を経て20年のドラフト5位で入団した。

 今年はセ・リーグのMVPと新人王をダブル受賞し、最優秀防御率にも輝いた。

 この日は、ふるさと応援大使の就任式に加え、市スポーツ賞特別栄誉賞の表彰式もあった。村上選手は「地元の皆さんの応援は伝わっていたので恩返しをできてよかった。来年も防御率のタイトルを取りたい」と目標を語った。(前林以恵、天野剛志)

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