超高層ビルの建設が相次ぐ首都・東京 オフィス供給過多の懸念も
竹花徹朗
20年前に開業した「六本木ヒルズ」の展望台。眼前に広がる高層ビル群の姿に圧倒される。
近年、都内で超高層ビルの建設が相次いでいる。4月に「東急歌舞伎町タワー」、10月に「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、そして11月には高さ日本一となる「麻布台ヒルズ」が開業した。現在、都内で建設または計画中の150メートル以上の超高層ビルは約80棟ある。
2002年に成立した「都市再生特別措置法」を受け加速した都市開発は、海外都市との競争強化という側面もあるが、建築計画から開業までに時間を要し、変化する社会のニーズとずれが生じるなど問題点もある。
オフィス供給過多の懸念をよそに、建設中の高層ビルが空に向かって伸び続ける首都・東京。日本はどこへ向かっているのだろうか。
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