京葉線の通勤快速廃止 JR千葉支社長「厳しい指摘は承知している」

近藤咲子
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 京葉線の通勤快速を廃止するダイヤ改定に沿線首長や住民が反発していることに対し、JR東日本の土沢壇・千葉支社長は22日の定例会見で、反対などの意見約70件が寄せられたことを明かし、「厳しいご指摘は承知している。引き続き十分丁寧に説明してご理解をたまわりたい」と話した。

 土沢支社長は会見で、京葉線のダイヤ改定の狙いをラッシュ時間帯の混雑の平準化▽各駅停車のみ停車する駅の利便性向上▽東京―蘇我駅間の各駅停車の所要時間を短縮する、の三つと説明した。

 通勤快速と午前10時~午後3時台以外の快速を各駅停車にすることで、通勤快速・快速が停車しない駅での停車回数が上下合わせて30回以上増え、東京―蘇我駅間の各駅停車の所要時間は最大7分、平均2分短くなるという。

 現行のダイヤでは通勤快速の利用者数が各駅停車の約7割にとどまるなど、混雑に偏りがあることから改定に踏み切った。土沢支社長は「京葉線をより使いやすく便利に、と強い思いをもってダイヤを改定する。狙いや目的をご理解いただき、今後ともご愛顧いただければ」と話した。(近藤咲子)

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