博多発の東京行き最終新幹線、初の19時台に 来春のダイヤ改定

池田良
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 JR九州JR西日本は15日、来年3月16日に実施するダイヤ改定を発表した。

 JR九州は、福岡地区の鹿児島線と福北ゆたか線で通勤通学の時間帯に快速・普通列車を4本増便する。新型コロナウイルスの「5類移行」により利用客が回復基調という。定員数はおおむね朝の時間帯は9%増、夕方は5%増となる。

 九州新幹線は、新大阪発鹿児島中央行き「みずほ603号」を新たに久留米に停車させる。久留米地区での利用に一定の需要があるといい、「みずほ」の久留米停車は現行の上下計6本から7本に増える。

 一方、日豊線などを走る特急「ひゅうが」(宮崎)は2本減便する。午前6時台と7時台にそれぞれ1本ある延岡発の宮崎方面行きは、6時台を取りやめる。深夜帯の南宮崎発延岡行きは、午後11時19分の最終便を取りやめる。

 JR西日本は、博多発東京行きの東海道・山陽新幹線の最終列車の発車時刻を現行の「午後6時59分」から1分繰り下げ、開業以来初めて午後7時台に設定する。2003年の「午後6時25分」から段階的に最終便の時間を延ばしてきた。

 また、博多、小倉に停車する最新車両のN700Sの本数を増やし、現行より1日あたり2本増の計24本にする。充電設備や車椅子の専用スペースなどが充実しており、さらなる誘客を図る。

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この記事を書いた人
池田良
山口総局|警察・司法、交通担当
専門・関心分野
交通、経済、福祉、写真