市役所職員に派遣された電車運転士は見た 地域を活性化するカギとは

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吉田博紀
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 電車の運転士から一転、市役所職員に――。首都圏を走る小田急電鉄(本社・東京)の桜井勇輔さん(44)が19日まで鳥取県倉吉市に派遣され、地域活性化に一役買っている。この3カ月、桜井さんの目に映った鳥取の可能性とは。

 倉吉市と小田急は1月、地域創生をテーマに包括連携した。これを機に、小田急から市が職員派遣を受け入れることに。電車区の掲示板でそれを知った桜井さんは「めったにない成長の機会」と応募した。9月20日から市役所の企画課に勤めている。

 神奈川県に住む桜井さんと鳥取の縁は、子どものころ、おばの住む岡山県に旅行したついでに寄ったことがあるぐらい。寒さが増すにつれ天候が不順になっていくのを体感したときは「これが山陰か」と考えた。

 ある土曜日、市内の店に買い…

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