京急「エアポート急行」13年の歴史に幕 背景に外国人客への気遣い

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小林直子
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 羽田空港神奈川県内を結ぶ京浜急行電鉄の「エアポート急行」が24日に運行を終了する。25日からのダイヤ改定に合わせ、今後は「急行」になる。13年間親しまれてきた「エア急」が消える背景には、インバウンド訪日外国人客)への気遣いがあった。

 エアポート急行は2010年5月16日のダイヤ改定で運行を開始。現在は羽田空港第1・第2ターミナル駅(東京都大田区)と品川駅(港区)方面、逗子・葉山駅(神奈川県逗子市)をつなぐ。列車に表示される「急行」種別に飛行機マークがあるのが目印だ。

 京急によると、このマークが今回の変更の主な理由だという。「インバウンド需要が回復するなかで、誤認を防ぐためです」と担当者は話す。

 海外からの観光客は飛行機マークがあると、行き先が「羽田空港」でなくても空港を経由すると勘違いしてしまう可能性がある。空港に行こうと思って乗ったら「逗子・葉山」に着いてしまった――ということもあるかもしれない。「エアポート急行」の運行終了の背景にはこんな配慮があるという。

 ダイヤ改定後の「急行」の停…

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