南町田の「グランベリーパーク」駅前、視察相次ぐ流行のまちづくり

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上田学
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 9月に東京都町田市の担当になったばかり。市内にある、「おいしそう」な名前の駅が気になった。東急電鉄田園都市線の南町田グランベリーパーク駅だ。今や「町田駅に次ぐ2番目の拠点」(市都市政策課)と位置づけられる。駅名につられ、周辺を歩いてみることにした。

 そもそも「グランベリー」ってどういう意味なのか? 調べてみると「壮大な」と「果実」を組み合わせた言葉。一帯を上空から眺めると、大きな果実に見えるところから名付けられたらしい。

 2019年10月に南町田駅から改称し、平日も急行列車が停車する駅になった。パークは翌月、東急と市などが、駅につながる商業施設と鶴間公園を一体で再開発し、「まちびらき」した。

 改札を出ると、目の前には建設中の34階建てタワーマンションがそびえ立つ。この街の勢いを感じさせる。

あっちこっちにスヌーピー、まるでテーマパーク

 10月ということもあって、あちこちにかぼちゃのお化けでハロウィーンの飾り付けが施され、スヌーピー像もお出迎えしてくれる。雰囲気はまるでどこかのテーマパークのようだ。

 最初に訪れたのは、19年12月に都中心部の六本木から町田市に移転開館した「スヌーピーミュージアム」。建物外壁のかわいらしいイラストにひかれる。ファンの聖地、米・シュルツ美術館(カリフォルニア州)の唯一の分館だそうだ。

 どうして町田市に?

 「緑豊かな公園が隣接し、落…

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