ローカル線の存廃めぐる協議会への参加 広島・岡山両県が回答を延期

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黒田陸離 原口晋也 礒部修作 西本秀
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 広島・岡山両県を走る芸備線の一部区間について、JR西日本が存廃も含む協議のために国に設置を求めた「再構築協議会」について、両県や地元自治体は2日、協議会への参加の可否などの回答期限を延期するよう国土交通省に申し入れた。

 同省はこの日を回答期限としていたが、自治体側は「制度の確認や、関係する2県2市における意向確認に時間を要している」とした。

 延期を求めたのは両県と広島県庄原市岡山県新見市。自治体間や関係事業者などの調整を続けるという。

 協議会は、各地で課題となる赤字ローカル線の存続の議論に国が積極的に関与する枠組みで、法改正によって10月に新設された。JR西が10月3日に、特に赤字が深刻な備後庄原(庄原市)―備中神代(新見市)間の68・5キロについて、全国初となる設置を要請していた。(黒田陸離、原口晋也)

最適解へ「それぞれの思いがある」

 JR西日本が赤字ローカル線…

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