新型車両はブロンズ色、大きな窓のグループ席も 特急「やくも」公開

瀬戸口和秀
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 【島根】JR西日本は17日、山陰地方と岡山を伯備線経由で結ぶ特急「やくも」の新型車両273系を大阪府東大阪市内で報道公開した。来春以降、岡山―出雲市間で運行を始め、11編成(1編成あたり4両)を順次投入する予定だ。

 新型車両はブロンズ色を基調に、窓まわりは白に統一。グリーン席は黄色をベースに積石亀甲の模様を、普通席は緑色を基調に麻の葉模様をそれぞれあしらった。普通車は、現在のやくもより座席の間隔を広げた。大きな窓からの眺めが楽しめるグループ向けの座席もある。

 適切なタイミングで車体を傾ける国内初のシステムを導入し、乗り心地を向上させた。車いすスペースを広げ、全席にコンセントを備えるほか、防犯カメラを設置し、空気清浄機も搭載する。

 JR西の関谷賢二・車両部長は報道陣に「山陰エリアや伯備線沿線のシンボルとなるような車両になり、多くのお客様、沿線の方に利用してもらいたい」などと話した。(瀬戸口和秀)

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