新幹線は止まらないが、おもてなしはしたい 折り紙でギネスに挑戦

小崎瑶太
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 来年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間の開業に合わせ、折り紙で作った新幹線を集め、展示する――。そんな最多展示のギネス世界記録石川県能美市が挑んでいる。7月から市民に協力を依頼し、回収した折り紙の展示を市役所で始めた。

 市が記録更新に挑むのは、「折り紙で作った電車の最多展示数」。現在の記録は、2022年に西九州新幹線の新駅「嬉野温泉」ができたのに合わせ、所在地の佐賀県嬉野市が取り組んだ1万9120枚。組み合わせると、同温泉のキャラクターの絵になった。

 一方、能美市は目標を2万243枚とした。記録を上回る2万枚と、開業が「24年3月」であることから、243枚を上乗せした形だ。絵は北陸新幹線の車両などに決め、10色の折り紙5万枚を配ったが、2カ月弱で足りなくなり、5万枚を追加したという。

 嬉野市と違うのは、能美市は開業区間の沿線ではあるが、新駅はないことだ。市観光交流課の前田あす香課長補佐は「新幹線は止まらないが、金沢や(新駅ができて隣接する)小松に来る人も増えると思う。能美でもおもてなしをしたい」と話す。

 折り紙の協力は12月28日まで。市役所や図書館など市内10カ所で専用の折り紙を受け取り、公式の折り方にそって新幹線を折って10カ所にある回収箱に入れる。結果発表は来年3月30日に市役所である。問い合わせは運営事務局(076・246・8205)。(小崎瑶太)

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