新幹線の品川駅開業20周年 結成20年のよさこいチームが踊り披露
中村瞬
東海道新幹線の品川駅が1日、開業20周年を迎えた。JR東海のほか、JR東日本、京浜急行電鉄の品川駅長3人が一堂に会し、節目の日を祝った。
JR東海によると、輸送需要の将来的な増加や、東京駅の混雑を緩和して利便性の向上を図る目的などから品川駅への新幹線駅の設置計画が浮上。2003年10月1日に東海道新幹線17番目の駅として開業した。
1日の平均乗客数は、開業初年度が1万6742人で、22年度は2万7662人。最多はコロナ禍前の18年度で3万7200人だった。地下では、27年以降に開業を予定するリニア中央新幹線の始発駅となる新駅の建設が進んでいる。
1日の記念式典では、JR東海の長西宣英駅長とJR東日本の佐藤敦・同駅長、京浜急行の山本勝広・同駅長がそろってくす玉を割った。このほか、JR東海の社員が所属する結成20年のよさこいチームが駅通路で踊りを披露し、3社の子供用制服を着て記念撮影する催しもあった。
10代目駅長の長西駅長は「開業で利便性が向上し、ビジネスや観光で品川駅を利用していただく機会が増えた。これからも安全最優先でサービス提供に努めていきたい」と話した。(中村瞬)