新幹線「のぞみ」、ピーク時は全席指定席 年末年始、お盆など
細沢礼輝
JR東海とJR西日本は13日、東海道・山陽新幹線の利用がピークとなる年末年始とゴールデンウィーク、お盆の時期について、「のぞみ」の自由席をなくし、全席指定席にすると発表した。今年度は12月28日から来年1月4日が対象となる。
JR東海によると、自由席をなくすことで指定席の数は約2割増える。指定席を予約できるのは1カ月前からだが、10月からはネット予約「EXサービス」で1年前からの予約が可能となるため、席を確保しやすくなるという。「ひかり」「こだま」は引き続き自由席を設ける。
当初のぞみは全席指定席だったが、本数が大幅に増えた2003年からは「すぐに飛び乗れるように」と、16両編成のうち3両が自由席となった。帰省ラッシュ時期には、自由席の乗車口に長い列ができ、列車の遅れの原因となることも多かったという。
他の新幹線では、「はやぶさ」「こまち」「つばさ」や「かがやき」も全席指定席となっている。