記名式Suica、PASMOも販売中止へ 半導体不足のため

細沢礼輝
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 JR東日本とPASMO協議会などは31日、交通系ICカード「Suica」「PASMO」のうち、記名式カードの販売を8月2日から一時中止すると発表した。世界的な半導体不足の影響で、製造に必要なICチップを安定して入手することが困難になっているためという。

 同様の理由で無記名式カードは6月8日から販売を中止している。ただ、定期券やモバイルの設定がない小児用カードの販売は続け、紛失時などの再発行にも応じる予定だ。JR東によると、Suicaは2024年春の販売再開をめざすという。

 JR東とPASMO協議会は「スマートフォン向けのモバイルSuicaやモバイルPASMOの利用を検討して欲しい」と話している。(細沢礼輝)

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