東海道新幹線、また架線の金具破損 パンタグラフにからまり停電

細沢礼輝
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 JR東海は13日、東海道新幹線掛川―豊橋駅間で、架線の金具が折れて走行中の新幹線の屋根に落ちたことで、停電が起きたと発表した。

 停電は12日午後0時25分ごろに発生。間もなく送電は再開された。

 その後、同区間を走っていた下りの「ひかり」の屋根から長さ約65センチの棒状の金属部品が見つかった。列車に電力を送る「トロリ線」をつる部品「ドロッパ」で、静岡市内の架線で欠損しているのが確認された。何らかの原因で折れたドロッパが、ひかりのパンタグラフと車体に接触してショートしたと考えられるという。

 JR東海は全線のドロッパを緊急点検し、折れた原因の究明を急ぐ。

 東海道新幹線では昨年12月、トロリ線を支える金具が折れて架線が切れ、約4時間にわたって運転がストップした。(細沢礼輝)

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