訪日客向け12カ国語に対応 西武新宿駅窓口に自動翻訳ディスプレー

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細沢礼輝
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 訪日外国人客インバウンド)が急速に回復するなか、駅の窓口での会話を自動翻訳してくれるディスプレーが西武新宿駅東京都新宿区)に登場する。西武鉄道は10日から実証実験を始め、秋ごろに正式導入したい考えだ。

 5日の報道公開では、透明ディスプレー(縦69センチ、横75センチ)が特急券売り場の窓口に置かれた。英韓中やタイ、フィリピンなど12カ国語に対応。外国人客役の社員が手元のタブレットで中国語を選んでディスプレー越しに中国語で話しかけると、駅員側には「川越への行き方は」と日本語の吹き出しがリアルタイムに表示され、駅員が答えた日本語は中国語に翻訳された。駅員の話を日本語のまま表示する聴覚障害者ら向けの機能もある。

 ディスプレーは「凸版印刷」が開発。西武鉄道は9月末まで実証実験をして、翻訳の精度や使いやすさなどを確認する予定だ。

 日本政府観光局(JNTO)…

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