青梅鉄道公園、開設60年経てリニューアルへ 9月から2年半閉園

細沢礼輝
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 蒸気機関車(SL)の代名詞「D51」や初代新幹線「0系」の実車が展示されている「青梅鉄道公園」(東京都青梅市勝沼)が、大規模リニューアルのために9月から休園する。新たに「中央線青梅線の鉄道の歴史を伝える学びの場」をコンセプトに、2026年春の再オープンをめざす。

 青梅鉄道公園は1962年、旧国鉄が鉄道開業90周年を記念して開設。D51や0系に加え、明治、大正期に活躍したSLや、国の重要文化財に指定された電気機関車「ED16」など計10両の実車が屋外展示されている。敷地内の記念館では、通勤電車から最新クルーズトレインまで様々な車両が行き交うジオラマ「鉄道模型パノラマ」を楽しめる。

 コロナ禍前には年間7万~8万人が訪れる人気スポットだったが、施設の老朽化が問題となっていた。JR東日本は「リニューアルでは記念館を建て替え、展示車両を見直す。末永く愛される施設に生まれ変わらせる」としている。(細沢礼輝)

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