寝る時も「鉄道への愛を」 ローカル線の抱き枕、山口の企業が販売

大藤道矢
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 JR宇部線・小野田線の車両をあしらった抱き枕を、山口県宇部市のデザイン設計会社「西(さい)と合同会社」が販売している。ローカル線への郷土愛を込め、全国に誇れる土産品にしたいと企画した。

 宇部線・小野田線を走っている105系と123系の車両をモチーフにした「現行色」の濃い黄色と、旧塗装の白色の2種類があり、二つの線のすべての駅名を英語表記で入れた。また、細部まで描写した貨物列車の抱き枕も作った。

 JR西日本とJR貨物の承諾を得て、昨年12月から販売をスタートした。「エヴァンゲリオン映画にも登場した車両で、鉄道ファンだけでなく、多くの人にローカル線を知ってもらえるきっかけにしたい」とデザインを担当した同社の東恭一さん(47)。「旅の思い出として、また訪ねたいと思ってもらえる一助になればうれしい」とも話している。

 抱き枕は、宇部線・小野田線の車両がデザインされている2種類が7700円(100センチ×40センチ)で、貨物列車は1万1千円(150センチ×50センチ)。山口市阿知須の鉄道模型店「スモールワールド」で販売中。宇部市と山陽小野田市ふるさと納税の返礼品にも採用されている。(大藤道矢)

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