JR西、乗客に賞味期限切れ五目ごはん 台風でホテル泊の47人に

市原研吾
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 JR西日本は3日、台風2号による大雨で特急「くろしお」が途中駅で停車したため、急きょホテルに宿泊してもらった乗客47人に対し、賞味期限切れの非常食の五目ごはんを渡していたと発表した。賞味期限は昨年11月で、廃棄し忘れていたとしている。今のところ健康被害の訴えはないという。

 JR西によると、五目ごはんはパック入りで、水かお湯を入れて食べる非常食。2日午前9時半ごろに新大阪駅を出発した白浜駅行きの「くろしお5号」が途中の加茂郷駅(和歌山県海南市)で8時間弱止まり、乗客のうち47人が和歌山市内のホテルに移動した。

 ホテルに到着した2日午後9時ごろ、水やビスケットとともに五目ごはんを配ったが、五目ごはんが賞味期限切れだったという。

 3日朝、受け取った1人から担当社員に連絡があり、問題が発覚。まだホテルにいた乗客に説明し、出発済みの人には電話で連絡しているという。

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