近鉄駅員が落とし物の現金など約2万6千円着服 「食料品に使った」

高井里佳子
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 【大阪】近畿日本鉄道は29日、京都駅などで勤務していた男性駅員(52)が昨年4月~今年3月に7回にわたり、遺失物の現金や交通系ICカードなど約2万6千円分を着服していたと発表した。社内規定に基づいて今後処分するという。

 同社によると、3月23日、桃山御陵前駅(京都市伏見区)で、約4千円がチャージされたICカードが入った定期入れが遺失物として届けられ、社内システムに登録された。男性駅員は同日夜、架空の受取人をシステムに登録し、持ち主が取りに来たかのように装って着服。翌日、持ち主が忘れ物センターに赴いたことから不正が発覚したという。男性駅員は「小遣いとして使いたかった。食料品に使った」と着服を認めているという。

 システムの記録から、昨年4月から1年間で少なくとも計2万6255円分の着服が判明。男性駅員は会社の聞き取りに、2018年ごろから月1~2回程度着服していたと話しているという。(高井里佳子)

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