無人駅の駅弁がグランプリに 「桃源郷のような」待合室で 九州
加藤裕則
駅弁の味や郷土感などを競う九州駅弁グランプリが6年ぶりに催された。グランプリに選ばれた駅弁は、利用者が減り続ける無人駅のものだった。
6年ぶりのグランプリは、JR九州が昨秋の西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の開業を記念して実施した。
九州各地から51種類の駅弁がエントリーし、昨年10月から今年1月末日まで、購入した人がネットで投票。さらに旅雑誌の編集長や調理専門学校の校長らが審査員となり、グランプリを決めた。
駅舎は120年の歴史を持つ国の文化財
グランプリに選ばれたのは肥…