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　11日午前6時45分ごろ、大阪府泉佐野市の南海本線羽倉崎駅で、普通電車の運転士が線路脇に倒れている女性を見つけた。女性は現場で死亡が確認された。駅の防犯カメラには、10日午後11時半ごろ、ホームから線路へ転落する女性の姿が映っていたといい、発見されるまでの間に特急を含む7本が通過していた。府警は、いずれかに接触したとみて経緯を調べている。

　泉佐野署によると、現場付近には、財布やパスケースなどが落ちていた。運転免許証などから、大阪府高石市の会社員の女性（48）と分かった。

　南海電鉄によると、女性が転落後、終業までに特急2本、普通2本の電車が駅を通過。11日は始業後、女性が発見されるまでに、急行1本、普通2本が通過していた。その間、運転士や駅員から異常の報告はなかったという。

　南海本線は11日朝、羽倉崎―和歌山市駅間で約1時間半、運転を見合わせた。上下計30本が運休するなど、約1万人に影響した。