JR西、初任給2万~3万円引き上げへ 満額回答 3年ぶりのベアも

松岡大将
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 JR西日本は10日、今春に入社する職員の初任給を2万~3万円引き上げるほか、職員全体の基本給を底上げするベースアップ(ベア)についても3千円とすることを労働組合に回答したと発表した。ベアは3年ぶりで、満額回答。社員の平均賃上げ率は3・05%となる見込み。

 初任給の引き上げ額は、大卒・高専卒・高卒がそれぞれ2万円。大学院卒は総合職3万円、プロフェッショナル職2万円。10~14%増で、1987年の国鉄民営化以降で引き上げ幅は最大になる。

 1日に発表した2024年度の採用計画は、前年度比約2倍の約1420人。新型コロナ禍で抑制していた採用を、鉄道利用の回復に伴い増やす方針だ。(松岡大将)

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