小田急電鉄が総合車両所を移転へ 伊勢原―鶴巻温泉駅間に新駅も検討

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豊平森
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 小田急電鉄東京都新宿区)は8日、相模大野駅近くにある総合車両所を、神奈川県伊勢原市内に移転新築する計画を発表した。伊勢原市とまちづくりの連携協定を結び、新総合車両所付近での新駅建設も視野に、両者で検討を進める方針だ。

 小田急電鉄の星野晃司社長と伊勢原市の高山松太郎市長が、市役所で記者会見し、連携協定に署名した。

 総合車両所は電車の車両細部の大がかりな検査や修理を担う同社唯一の重要な施設。相模原市南区にある大野総合車両所は1962年開設で、老朽化に伴い移転新築を決めた。

 新総合車両所の候補地は、小田急線伊勢原駅―鶴巻温泉駅(秦野市)間の伊勢原市串橋の約15ヘクタールで、農地が広がる市街化調整区域だ。新年度にも環境アセスメントを始め、用地取得の後、2033年度の操業開始をめざす。小田急電鉄は新総合車両所でも地域の学校と協力した課外授業や親子や学生への体験教室などを開き、市外からの集客にもつなげたいとしている。

 一方、市は新総合車両所への…

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