JR川越線の単線区間、上下電車が同時進入のトラブル 乗客も無事

川野由起 大西英正
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 2日午後9時55分ごろ、JR川越線の指扇駅と南古谷駅間の単線区間に上下の電車がそれぞれ進入するトラブルが起きた。二つの電車は約500メートルまで接近し、停止した。JR東日本大宮支社が安全を確認し、約3時間後の3日午前1時ごろに運転を再開。上下11本に運休、最大187分の遅れが出た。約5500人に影響が出たという。

 同支社によると、二つの駅間の距離は約4・7キロ。単線上で双方の信号が「赤」になり、それぞれ電車が停止した。上り電車を南古谷駅までバックで戻し、踏切の安全確認をするために時間がかかったという。双方の乗客計200人にけがや体調不良を訴えた人はいないという。

 同支社の担当者は「単線上でトラブルが起きると、双方が赤になるケースは起こりうる。今回なぜ二つの電車が出発してしまったのか、原因は調査中」としている。JR川越線は強風のため、2日午後5時50分ごろから午後8時40分ごろも運転を見合わせていた。今のところ今回のトラブルとは関連はないとみられる。(川野由起、大西英正)

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