東北新幹線、車いす用の補助板つけたまま発車 清掃員が気づき外す

小川崇
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 東京発―新函館北斗・秋田行きの東北新幹線(17両編成)で31日昼過ぎ、車いす用の補助板をドアにつけたまま東京駅を一時走行するトラブルがあった。近くにいた清掃員がすぐに気づいて、補助板を外したという。JR東日本によると、けが人などの情報はない。

 JR東によると、東京駅を午後1時20分に発車する直前、係員が車いすの乗客を案内するため、段差を解消する補助板をドアの下につけた。車両内に案内した係員が降車に間に合わず、車掌やホームにいた駅員も板に気づかないまま列車が発進した。近くにいた清掃員が気づき、足で踏んで板を外したという。

 通常、ドアに異物が挟まった場合は発車できない仕組みになっているが、今回は異常は感知されなかったという。同社は「なぜ発進してしまったのか原因を調べている。同じことが発生しないよう、指導を徹底していく」と説明している。(小川崇)

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