釧路駅から「SL冬の湿原号」 21日運行開始 2年ぶりにSL復活

武沢昌英
SL冬の湿原号がリニューアル 座席や照明が一新 1月21日から3月21日まで運行=HTB提供
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 JR北海道の冬の臨時観光列車「SL冬の湿原号」(釧路―標茶間)の運行が21日に始まる。これを前に18日、沿線自治体や旅行会社の関係者ら向けの試乗会があった。

 昨季は5両の客車をひく蒸気機関車(SL)の部品故障のため、ディーゼル機関車での運行となったが、今季は2年ぶりにSLが戻ってくる。客車は2~4号車の内装をタンチョウやエゾシカをあしらうなどしてリニューアル。おなじみのスルメも焼ける石炭ストーブが客車内を暖め、アイスクリームやチーズなど沿線の特産品の車内販売もある。

 18日午前、釧路駅で関係者らが乗り込んだSL冬の湿原号は大きな汽笛の後、黒煙を噴き上げながらゆっくりと動き出し、雪景色の釧路湿原に向かった。

 JR北海道によると、運行期間は週末を中心に3月下旬までの計32日間。1日1往復、全席指定で事前予約制。料金は指定席券を含め2970円(片道)。運行日はJR北海道のホームページに掲載している。(武沢昌英)

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