JR九州で運休や遅れ、高速道も一部通行止め 路面凍結で事故相次ぐ

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 強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、九州・山口の各地は降雪や強風に見舞われた。交通機関の運休など広い範囲に影響が出ており、24日にかけて引き続き大雪への警戒が必要だ。

 九州北部の山間地や平野部では23日未明から雪が強まり、午前9時時点で山口市阿東徳佐で23センチ、長崎県福江空港で8センチ、大分県中津市で8センチ、熊本県人吉市で5センチの積雪があった。風も強く、大分県豊後高田市で28メートル、長崎県対馬市で27・8メートル、山口県長門市で25・1メートルの最大瞬間風速を記録した。

 大雪の影響で、JR九州鹿児島線長崎線日豊線などで運休や遅れが相次いだ。JR西日本の山陰線も一部が運休。西鉄バスなど各地の路線バスも一部が運休したほか、福岡と長崎や大分などを結ぶ高速バスが運行を見合わせた。

 九州自動車道の福岡―八幡インター間や、大分自動車道や中国自動車道などの一部区間も通行止めに。空や海の便でも欠航が出た。

 熊本県水俣市鹿児島県伊佐市を結ぶ国道268号では23日早朝から、トラックなど計49台の車が積雪で一時、立ち往生した。熊本県によると、ノーマルタイヤのトラックなどが動けなくなり、全面通行止めに。午後2時にはすべての車が移動して立ち往生は解消されたが、一部で通行止めが続いた。

 福岡県内でも路面凍結によるスリップ事故が多発。飯塚市桂川町で計50件ほどにのぼり、各地でけが人も出ているという。

 九州地方整備局北九州国道事…

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