京阪電鉄、3年ぶりに大みそかの終夜運転復活 限定ヘッドマークも

松永和彦
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 関西大手私鉄5社と、JR西日本大阪メトロの年末年始の運転計画がまとまった。

 京阪電鉄は、京阪本線鴨東線中之島線、交野線、宇治線と石清水八幡宮参道ケーブルについて、コロナ禍で取りやめていた大みそかから元旦にかけての終夜運転を3年ぶりに復活させる。

 再開を記念して「大晦日(おおみそか) 終夜運転」と描かれた限定ヘッドマークを掲げた列車を31日まで走らせる。同社の広報担当者は「コロナ禍から少しずつ回復傾向にあり、新春の初詣が戻りつつある。1年のスタートを盛り上げることに貢献したい」と話した。

 近畿日本鉄道は大阪、南大阪、奈良、名古屋などの主要な路線で、昨年に続き終夜運転をする。大阪や名古屋と伊勢方面を結ぶ特急「ひのとり」は昨年に続き運行。奈良線では鹿などをあしらったラッピング列車「ならしかトレイン」を走らせる。

 南海電鉄は終夜運転はしないが、南海線の難波―高石間で、難波発の最終列車を元日午前2時20分まで遅くする。JR西も終夜運転はしないが、京都・神戸線大阪環状線などで、元日午前3時ごろまで臨時列車を運行する。

 阪急電鉄阪神電鉄、大阪メトロはいずれも終夜運転や終電の後ろ倒しはしない。(松永和彦)

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