寝台特急「サンライズ瀬戸」 緊急列車停止装置が機能しないまま走行

松永和彦
[PR]

 JR西日本は16日、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が緊急列車停止(EB)装置が作動しない状態で走行していた、と発表した。コネクターが外れていたとし、外れた原因を調べている。

 EB装置は、運転士の体調不良などの際に、列車の暴走を防ぐための装置で、60秒間運転操作をしないとブザーが鳴り、さらに5秒間何もしなければ非常ブレーキがかかる仕組み。

 JR西によると、15日午前3時45分ごろ、東京発高松・出雲市行きが滋賀県内の野洲―守山間を走行中に、運転士がブザーが鳴らないことに気づいて停車させた。EB装置が機能しないことを確認したため、車掌を保安要員として運転室に乗せ、約20分後に発車した。その後の調べで、コネクターが外れていたことがわかったという。

 JR西によると、9日にEB装置を検査した際は正常に機能していたという。コネクターは簡単に外れるものではないといい、原因を調査している。(松永和彦)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら