おかえり!すずめ 聖地巡礼の三陸鉄道織笠駅 ノートに書かれた思い

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吉田耕一郎
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 新海誠監督の最新アニメーション映画「すずめの戸締まり」で、映画に登場する三陸鉄道リアス線の織笠駅(岩手県山田町)が「聖地巡礼」のファンでにぎわっている。週末になると写真を撮る人たちでにぎわい、駅舎に置かれた「織笠駅ノート」には、映画ファンの言葉とともに、地元の人たちの思いもつづられている。

 織笠駅は、2011年の東日本大震災当時はJR山田線の駅で、今より約1キロ南の織笠川近くにあった。津波で駅は流失。その後、現在の高台に新駅舎が建設された。19年にJRから移管され、三陸鉄道リアス線の駅となった。駅舎は山田湾に浮かぶ町のシンボル「オランダ島」をモチーフにした。

 現在公開中の新海監督の映画は、東日本大震災を描いた映画。織笠駅のほかにも、津波で観光船が建物の上にとりのこされた大槌町赤浜や、震災後に建設された巨大な防潮堤など、被災地をモデルとした描写が何カ所も登場する。

 聖地巡礼は、11月11日の…

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