阪神バスを家宅捜索 阪神西宮駅「エビスタ」路線バス突っ込み事故で

小川聡仁 熊谷姿慧
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 兵庫県西宮市の阪神西宮駅前で路線バスが建物に突っ込み3人が負傷した事故で、県警は14日午後、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、バスを運行する「阪神バス」の西宮浜営業所(西宮市)の家宅捜索をした。

 県警は、運転していた同社の男性運転手(59)を同容疑で逮捕しており、押収した書類などをもとに同社の運行管理に問題がなかったかどうか調べるという。

 西宮署によると、事故は13日午後4時35分ごろ発生。駅北側のバスロータリーに進入してきた路線バスが歩道を乗り越え、駅に直結する商業施設「エビスタ西宮」の1階店舗に突っ込んだ。通行人の70代女性と店内にいた70代の女性客、運転手の計3人がけがをした。いずれも命に別条はないという。

 運転手は署の調べに「運転操作を誤った」と供述しているという。阪神バスによると、運転手は2020年と13年の2度、バスを運行中に別の車と接触事故を起こし、いずれも口頭の厳重注意を受けていた。(小川聡仁、熊谷姿慧)

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