地下鉄マーク販売、全国から応募200件超 担当者「ここまでとは」
【宮城】仙台市交通局が17セット限定で販売する市営地下鉄の標識(マーク)に全国から221件の応募があったことが分かった。初めての試みでどれだけ需要があるか分からないまま募集した担当者も「ここまで大きな反響は想定していなかった」と驚いている。
販売するのは、地下鉄南北線の駅出入り口に掲げられている標識で、「SENDAI SUBWAY」を略したシンボルマークの「SS」(縦約100センチ、横約120センチ)と「地下鉄 SUBWAY」(縦約40センチ、横約70センチ)のセット。10月にあった鉄道イベントでファンから「5万円なら買うよ」と言われ、試しに言い値の5万円(税込み)で販売することにした。
募集期間は10月末~11月20日。報道が相次いだ11月中旬に応募が急増。仙台市内からの応募が54・8%を占め、県内の他の地域からが31・7%。関東地方や福岡県からも応募があったという。
標識はいずれも1987年の開業当時に設置され、老朽化で撤去作業が進んでいる。セットで50キロを優に超える重さになることから、営業課の大友延裕課長は「正直、抽選になるほど応募があるとは思っていなかった」と明かす。
抽選の結果は近くメールで通知し、来年1月に市交通局本庁舎(同市青葉区)で直接引き渡す。
来年度以降も撤去作業は続く。ただ、追加販売については「まだ考えが及びません」(大友課長)。
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