2004年8月26日。
前回、睡眠不足からくる体調不良でダウンしたことを反省し、今回は事前にたっぷりと寝たうえで出かけたかったのだが、……アテネ五輪観戦のため、結局あんまり寝ていない。
都内での打ち合わせと、秋葉原での「ポスター貼りつぶし」の写真撮影を済ませ、午後5時16分のやまびこ63号で北上へ。
車中でいくらか睡眠時間を稼ぐ。
8時20分、北上着。
※「ポスター貼りつぶし」というのは当時私のサイトでやっていた企画。駅貼り広告の広告料が意外と安く、手続きも簡単だと知って、昔からサイトの広告をときどき出していたのですが、この時期には「関東の駅百選ポスター貼りつぶし」と題して、関東の駅百選に選ばれた100駅全てに広告を出すことを目指していました。
秋葉原は100駅に入っていませんが、ゲームと鉄道の話を扱うサイトなので、広告効果が高そうだと思って出しました。
結局、鉄道会社によっては広告を出すのが難しいこともあり、また駅自体(というか路線自体)がなくなったケースもあり、「関東の駅百選ポスター貼りつぶし」は、25駅にポスターを出したところで終了しました。
※駅への広告掲出は、4年前にまた1回やっています。当時製作中だった『香川県からの脱出』の広告を、JR四国の高松駅、琴電の高松築港駅、そしてJR東日本の秋葉原駅に出しました。
このときはどれもデジタルサイネージ広告で、印刷物を用意する手間がかからないのが楽でした。
▲2021年、秋葉原に出したデジタルサイネージ広告。
なお、当ブログのPC版のタイトル画面に、広告を出した高松築港駅の写真を使っています。
北上 ('04.8.26)
駅の周りを20分ほど迷った末に、ようやくホテルに到着する。
レストランは閉まっていたので、バーで魚料理を食べる。いい雰囲気の場所だった。
ところで今回は盛岡からスタートのはずなのに、なぜ私は北上に来たのか?
答えは簡単、盛岡のホテルがどこも空いてなかったのだ。
夏休み最後の週末だからだろうか?
10時11分発のやまびこ43号で盛岡入り。
10時32分着。
- 盛岡の街歩きでレトロ建築巡り(盛岡)
- 世界的観光名所になる前の盛岡城跡・岩手公園(盛岡)
- 盛岡でゲーセンをハシゴする(盛岡)
- 体調崩したおかげで見られたチャグチャグ馬コ(盛岡)
- 小岩井農場の広大な芝生広場と牛舎(小岩井農場)
- 小岩井農場で眺めて飲んで食べて(小岩井農場)
- いーはとーぶアベニューの喫茶店(盛岡)
盛岡 ('04.8.27)
よく晴れている。外に出ると暑いくらい。
駅前10番バス乗り場で、10時45分発のバスに乗る。
車両は長距離バスタイプで、適度に冷房が効いている。
前半は幹線道路、後半は一転して森の中を行く。
11時20分、着いたところは……、
小岩井農場
小岩井農場まきば園。
(ゲーム路銀 \8,320-\720=\7,600)。
入場料\500を払って、中に入る。
※2025年現在の入場料は\800です。
入っていきなりこの景色である。
広大な芝生と、色とりどりの花。正面にそびえる岩手山。
小岩井農場は1891年(明治24年)、小野義真(ぎしん)、岩崎彌之助(やのすけ)、井上勝によって創業。
3人の名前の頭文字をとって、「小岩井」と名づけられた。
(つまり、名前の由来はコナミと同じ)
まず、まだ食事をしていなかったので、山麓館でブランチ。オムライスを食べる。
上丸牛舎へ移動。牛のにおいがかすかにする。
展示資料館の建物は、明治39年にできた年代もの。
中は改装されて、冷房もついている。
小岩井農場の歴史が解説されている。もともとここは湿地で、木も生えておらず、今ある木は、土壌改良された明治時代に植林されたものだそうだ。
鉄道庁長官だった井上勝が、「自分が鉄道開発でつぶしてきた田畑のかわりに、この荒地を開拓したい」と考えたことが、農場設立のきっかけだという。
小岩井農場の各事業についても、資料の展示を交えて紹介されていた。
もちろん酪農が中心だが、それ以外にも森林管理やニワトリの育成、公園などの緑化コンサルタントまでやっているらしい。
かつてはサラブレッドも育てていて、日本初の三冠馬・セントライトもここで誕生している。
周りの牛舎もたいへん古いもので、ここにいると、今がいつの時代なのか一瞬わからなくなる。
(この牝牛舎は昭和初期に建てられた)
※2017年、この牛舎を含む、小岩井農場の21棟の建物が、国の重要文化財に指定されました。
木陰で休む牛たち。
(「小岩井農場で眺めて飲んで食べて」に続く)
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※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。
- 北海道(日本縦断紀行第1回~第23回)
- 青森、岩手(日本縦断紀行第23回~)
- 京都(日本縦断紀行第234回~)
- ゲームヒット祈願の旅:関西、岡山
- ゲームヒット祈願の旅:東京、神奈川
- 『Qさま!!』優勝への道
- ゲームブック風アドベンチャーゲーム【脱出ゲーム 香川県からの脱出】
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俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。
- レトロゲームが大好きだ(昭和編) [ ゲイムマン ]楽天市場レトロゲームの紹介と、そのゲームの舞台(?)探訪。ねとらぼ連載。インベーダー、パックマン、テトリス、スタソル、いっき等
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- 悪役は口に苦しAmazon(アマゾン)俳優・八名信夫氏の著書。私はこの中で、昭和中期のパリーグ、東映ヒーロー、ひょうきん族等について補足説明を少し書いてます。