先日の静岡ホビーショーで、TOMIXから阪急2000系の発売が発表されました。
「お、TOMIXがついに阪急新車か」と思った矢先、ふと頭をよぎるのが——
あれ、KATOは今年6月に阪急2300系を出すんじゃなかったっけ?
まさかの“阪急かぶり”。
しかもどちらもピカピカの新形式。
TOMIXとKATOという鉄道模型界の二大メーカーが、ここへ来てまさかの正面衝突、いやオフセット衝突ですかねぇ~。真正面じゃないですね(笑)
● TOMIX 阪急2000系

KATOはこれまで、阪急といえば京都線の車両ばかりを製品化してきました。
ですから、神戸・宝塚線で使われる2000系には手を出してこないだろうと思っていたわけですね。
● KATO 6・7月の新製品(2025.1.31発表)

そんな中、TOMIXが「2000系をやります」と発表。
これは正直、ある意味で予想の外でした。
さらに気になるのは、
TOMIXはこのあとに2300系も出してくるのか?
TOMIX派とKATO派がいると思うので、TOMIX派であれば「2300系もTOMIXで出してほしい」と思うかもしれません。しかも阪急好きならばもう既にKATO製を予約している可能性は高く。なかなか手を出しにくいでしょうね。
ただし、2300系と2000系は、所属線区は違えど基本は同系列。
見た目もかなり似ています。
車体長の違いはあるものの、Nゲージサイズではほとんど区別がつかないレベルです。
そんな“似たような車両”を、国内大手メーカーが同時期に出してくるとは…これはなかなか珍しい展開です。
● それでも「なんで今これを?」感
正直、
「なんで今これを?」って感じなんですよね。
他にもまだ模型化されていない車両、あると思うんです。
…とはいえ、2000系も2300系も現役の新車。
模型としても長期的に販売しやすいポテンシャルは確かにある。
KATOにとって2300系は、これまでの京都線ラインナップの延長線上。
TOMIXもタイミングを見ての勝負だったのかもしれません。
● 苦しさが見える?鉄道模型メーカーの今
とはいえ、ここ最近の鉄道模型メーカー、特に大手は「次に何を出すか」で苦しんでるように感じます。
国鉄型もJR初期型も、全国区で人気の車両はもうほぼ出尽くした感がある。
だからこそ次は私鉄だ!となるのは自然な流れ。
でも、私鉄って地域限定なんですよね。
関東民には阪急って言っても「?」かもしれないし、
逆に関西民には小田急がピンとこない。
だからどうしても模型市場としての“パイ”が小さくなる。
● 共倒れにならないか心配も
その小さな市場を、複数メーカーが奪い合うように「かぶせて」くるのは、ちょっとどうなのかな…と。
もちろん、2000系と2300系、どっちも出なくていいとは言いません。
でも、もう少し住み分けができなかったのか?とは思ってしまいます。
● ユーザーとしての期待
選択肢が増えるのはありがたい。
でも、買う側だって財布はひとつです。
最終的にはどちらかを選ぶことになり、メーカー同士が共倒れにならないか心配になるところでもあります。
● 次は意外性に期待したい
今後、鉄道模型がどんな方向に進んでいくのか…。
私鉄・地方車両路線はまだ続きそうですが、せっかくなら、
「おっ!」と思わせてくれるような意外性のあるチョイス
を、どこかのメーカーに見せてほしい——そんな気持ちもあるのです。
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