名鉄、鶴舞線直通用に新型「500系」導入 2026年度デビュー
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名鉄で地下鉄鶴舞線直通に使用されている車両は登場初年1978年の100系がいまだに1両も廃車されることなく使い続けられていますが、ついに新型車両「500系」による置き換えが発表されましたね。
青帯入りなのは鶴舞線カラーではなく「名鉄×WAO!」ロゴに準じたものだそうですが、前面非対称で青帯のある進行方向左側だけが描かれているけど、右側の帯はどんな感じになっているのでしょうね?
そして置き換えられる100系の写真がないか漁ってみたところ、19年前に猿投の車庫で撮ったものだけ出てきましたが、通勤電車なのに横引きカーテンがついていたり、当時の通勤電車としては珍しかった扉間の窓が固定式の1枚窓だったりと、なかなか個性的な電車です。
前面デザインも、ワイパーカバーがこの時代の電車だと黒塗りかボディ同色が多い中で模様入りの銀色だったり、ヘッドライトや尾灯と標識灯がやたらと前に張り出していてデコトラを思わせるなかなか厳ついデザインですね。
ちなみに意欲的な内外装に反して機器類は保守的で、この当時だと界磁チョッパなどが普及し始めた中で初期製造分は旧来からの抵抗制御で、後に登場した編成で界磁添加励磁制御にマイナーチェンジされ、最終増備車はVVVFインバーター制御で都営三田線6300形の初期車に似たモーター音がするなど、そういった面でも面白い形式だったりもしますし、初期の抵抗制御車なんかは車齢40年が迫りそろそろ置き換えかもという時期になっていきなりVVVFインバーター制御に改造されたりという変な動きもありました。
多分500系登場後に置き換えられるのは、他でもよくあるパターンで制御装置更新済の古い編成は後回しで、制御装置が更新されていない中期製造分ないし1本だけで異端車になっている全車VVVFの最終増備車になるかと思われます。
いずれにせよ新車の登場も楽しみだし、置き換えられる100系にも今のうちに乗っておかないといけないと思っており、なるべく早いうちに名古屋を旅したい思いです。