今回は、かなり前から積んでいた西武社型クモハ301形+新造中間車サハ1471形の赤電4連を完成させたのでその完成報告です。
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さて軽く実車の紹介です。
このクモハ301形はもともと1942年、武蔵野鉄道5571〜4として4両木南車輌で制作され、18m級の車体に窓が大きいのが特徴で、武骨で悠たりとしておりまさに武蔵野鉄道最後の名車です。
戦後改番され片運化や荷物室設置等を経て1301等を挟んだ4連2本を組成、社型では最後まで池袋線に残り1961年には制御器のCS化が行われ赤電色となります。
晩年は新製の451系サハ1489〜92を組み込まれ不揃いな貫通編成を組みました。
(このへんは団塊鉄ちゃん様のブログにて写真と共にくわしく載っているのでそちらもどうぞ。)
ちなみにこの後4両共1964年に大改造を受け一畑電車デハ70形となりますが、今回は最末期、1963年頃のクモハ301-サハ1489-サハ1490-クモハ302の編成をつくりました。
さて、タイトルが制作記ではなく完成報告とあるあたり察したかもですが、途中写真を殆ど撮っておらず経過写真がほぼ残っていないので、制作記事と呼べるレベルのものができませんでした。
まあ軽く途中の写真何枚かと、重要なとこだけのっけときます。
て訳でクモハの方はキッチンの真鍮車体素材「自由形sb#300」がベースです。名前はぼかしてありますが西武301形ですね。去年の8月に4個発注で購入、わざわざ前面もリクエストで作ってもらいました。
さてその前面がまったく似ておらず、もはや大まかな寸法以外ほぼ適当で、なんなら雨樋の太さもバグっていたりと(まあ一応は自由形ですからね・・・?)色々絶望的でずっと放置してました。
(結果的には頑張って整形手術をし予想以上にそれっぽくできたと思います)
先述の通り写真はほとんど残ってないので、箱組みまでカットです。
で、中間のサハはこれまたかなり昔(多分1年半近く前)にたしか451系6連を作ろうとして切り継ぎの途中で力尽きた残骸を発掘したのでそのモハ491、サハ1491にする予定だったものをベースにしました。特筆すべき点は床下機器くらいしかないので省略。
前面はかなり大掛かりに整形しました。内容としては元々のモールドは意味不明なので削り落として埋め、手すりやライト、ステップに配管等すべてのディテールを作り直して顔をつくってゆきました。
それでも手を付けてみたら中々いい具合に作業が弾み、半年積んだ割に1週間で完成しちゃいました。まあ最近は国電でこのくらいの加工はよくやってますからね。
一部には自作のエッチングパーツも使い新しい技法もいくつか試してみましたがここには書ききれません。
塗装。マスキングの都合上さいしょに裾のラズベリー、つぎにベージュ、最後に雨樋とクリア、そして屋根の順に塗りましたがこれが一番いいですね。ステップとテールライトは別塗装後につけました。
さて表記をいれたりパーツをつけて完成です。行先はいつか増結することを願って、写真で見た急行池袋としました。
クモハ302。ほかの301形3両よりテールの位置がやや低く(これでも元のキットのモールドと穴の位置よりずっと上なんですが)、またサボ受けが高い位置についているのが特徴。
床下機器は寄せ集めでそれっぽく配置。制御器が国鉄標準のCS化されていますがcpはいかにも私鉄らしいDH25なのが面白いですね。
本当は雨樋も全周作り直したかったのですが流石に途方もない大変な重加工となるためこれは諦めました。まあいいでしょう。
クモハ301。こちらはテールが通常?位置です。動力は鉄コレ18m用を切り継いで長さを合わせました。しれっと重加工。まあいい感じに仕上がってくれたと思います。雨樋の表現がやや甘く少々目立たない感じなのがあれですが概ねヨシですね。
ヘッドライトは鉄コレのを薄くスライスして取付。表記類は銀河の西武451系用インレタや永井の検査表記インレタなどから拾いました。台車が多少ダサいので交換したいですね。
まあ今回はこんなもんですかね、なんかまとまらないくせに長い記事になってしまいましたね。
これは今作ってるやつ。例の夢破れた451系の残骸を使って1963年頃の新車の455+1456を仕立てるべく色々削ったり魔改造中です。
って訳で久しぶりの西武でした。ほんとに1年半ぶりとか?
〜6/9追加〜
細かい部分仕上げました。
ジャンパ線に色塗ったり乗務員室の表記を入れたりですね。
まあこんなもんです。
301形に続き同じ時代に活躍した赤電各車も作ってるのでいずれ記事書きます!