線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

土産の1枚

 玉川上水から東大和市に移動、そろそろ帰り支度と思いながらも上りホームから下り列車を見送る。

 ホームを抜け玉川上水へのカーブを進むその後ろ姿がキラリと光った。どうやら西の空の雲が切れはじめ夕日が差し込んで来たようだ。これは思いがけないプレゼントになりそう、と期待する。

 キラキラと光る先から上り2000系が入線して来た。ホーム上屋の連なる照明と点字ブロックそしてレール、これらが放射状に広がってみえた。

 次も2000の続行かと思ったら9000の回送だった。右にカーブを切る後ろ姿を追う。前面化粧板がキラリと光ってくれた。その輝きがレールをも照らす。

 拝島に戻ると既に夕日は奥多摩の山々に沈んだよう。その代わり淡いオレンジ色に照らされた雲が現れており見とれてしまった。行きの駄賃ならぬ帰りの思わぬ土産になった。

(2025/2/20)