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JR東日本は、盛岡地区及び八高線に新型ハイブリッド気動車、HB-E220系を2025年度から導入することを発表していました。そのHB-E220系ですが、昨日、製造元の川崎重工を出場しました。出場したのは盛岡地区向けのHB-E220-1,HB-221-1,HB222-1の3両です。昨日より兵庫県~盛岡に向けて、甲種輸送が行われています。甲種輸送中のHB-E220系を観察してきましたので、今回はその観察記としたいと思います。
これがHB-E220系です。写真は2両固定編成のうちの東京方車両、HB-E222-1です。なんだか見覚えのある顔ですね。顔はほとんどGV-E400系と変わりません。顔に関してはおそらく、ほぼ共通設計なのではないか?と思われます。一方、車体構造はGV-E400系と全く異なります。まず3扉という点が一番の違いですね。GV-E400系や、置き換え車両となるキハ100・110は2扉車両ですが、HB-220系は3扉車です。おそらく、盛岡地区の701系などが走る区間があることを考慮して3扉となったのだろうと思います。
そして一番目を引くのが窓の少なさでしょうかね?事業用車並みに窓は少ないですね。ここまで窓が少ない車両も珍しいのではないか?と思います。HB-E220系を見ていると、本当に必要最小限の見た目の新型車両のように見えますね。一方、性能自体はハイブリッド気動車ですから、高性能なはずです。高性能だが、デザイン面やサービス面では最小限の設備、このような特徴の新型車両でしょうか。
続いて、2両固定編成の青森方車両、HB-221-1です。基本的に東京方と変わりません。こちらもフリースペースにも窓が無いというのは特徴的ですね。
最後に1両単独編成のHB-E220-1です。こちらはある程度窓があるように見えますね。デザイン等は2両編成と全く変わりません。
ドアボタンやステッカー類です。ドアボタンは黄色のボタンということで、近年の新系列電車に備わっているボタンですね。
ちなみに、なぜかHB-E220-1のみ車内が見えないよう、隠されていました。一方、2両固定編成の方は特に隠されずに見える状態となっていました。
かなり分かりづらいのですが、黄緑色のモケットを見ることが出来ました。
なぜ、1両だけ車内が隠されて、他の車両がそのままだったのかは分からず、謎ですね。いったいなんだったのでしょう?
続いて床下機器です。
台車はこんな感じです。だいぶ、簡素な作りの台車に見えますね。詳しいことはあまり分かりません。
床下機器(HB-E220-1)はこんな感じです。結構ごちゃごちゃしているでしょうか。こちらもあまり詳しいことは分かりませんので、詳しい方はご参考にどうぞ。
EH500との連結面です。今回は新鶴見で牽引機が変更となりました。兵庫→新鶴見まではEF210 171、新鶴見→宇都宮まではEH500 37です。宇都宮→盛岡まで行く際にまた交換されるのかどうかは不明ですが、EH500は交直両用車両ですので、そのまま行く可能性が高いようにも思いますね。
全体はこんな感じです。
既視感がありながらも、全体的に不思議な雰囲気のHB-E220系。なかなか、面白い車両なのではないか?と思います。今後、盛岡地区以外にも八高線にも導入されることになりますが、果たして沿線からはどんな反応があるでしょうね?今後のデビューが楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!